Spacedeck(スペースデッキ)
世界のアナログの常識を覆すノッティンガムのベストセラーモデル。
シンプル&サイレントの極致を行く英知が生んだ芸術的な音楽の調べ。
Silence calls Elegance
静寂からのみ聴こえる音楽の脈動。
それを捉える奇跡のプレーヤー。
僅かな音の瞬きすら逃さない
芸術的音楽表現力。
日本におけるアナログプレーヤー復活の時代を迎えるきっかけとなった代表モデル「Spacedeck」を擁するノッティンガム・アナログ・スタジオ(N.A.S.)は、1970年にトムフレッチャーによって創立され、今や貴重となった純英国産ブランドとして、ロビンフッドで有名なノッティンガムのシャーウッドの森にある工房で熟練職人達の手により1つ1つ丹念に造り出されています。
ノッティンガム・アナログ・スタジオ社(N.A.S.)のターンテーブルには余分なものは一切付いていません。”シンプル イズ ベスト”の極致とも言えるデザインには訳があります。
最高の再生音を得るために、たどり着いた1つの回答は「沈黙」。
闇が深ければ深いほど、空気が澄んでいれば澄んでいるほど、普段気付かないような、かすかな星の瞬きを捉えられるように、アナログに刻まれた僅かな音の陰影までをも紡ぎ出すために、いかにターンテーブルの深い沈黙と静寂を獲得するかがノッティンガム・アナログ・スタジオ社の永遠のテーマになっています。
昨今、高トルクモーターの使用が圧倒的主流のターンテーブルのデザインの中にあって、モーターからの機械的な様々な影響を避け、「沈黙」に近づくために「規定回転スピードを維持さえ出来れば良し」とする超極小トルクのモーターを使用しています。
プラッターを回転させるための起動トルクすら持たない極小モーターにより、まるでルーレットを回すように、最初は手で勢いをつけてプラッターを始動させるという常識を打ち破る奇想天外な発想も、全ては沈黙と静寂を得るために試行錯誤の末、完成されたノッティンガム・アナログ・スタジオだけの明確な理由を持った特別技巧なのです。
N.A.S.社が理想を掲げる「ライブミュージックから機械の癖を取り除く」というフィロソフィーのもと、極限までに人工的な機械の力を排除し、自然の慣性力に身を委ねて粛々と回転を続けるプラッターから、グルーブに刻み込まれた、今までに気づくことのなかった音との出会いに驚きと深い感銘を受けることでしょう。
「沈黙」という「静」の境地に立って感じることの出来る「動」の高揚。
ノッティンガム・アナログ・スタジオで愛聴盤を聴けば、その意味が分かります。
商品説明
ノッティンガム・アナログ・スタジオ「Spacedeck」は、レコードプレーヤーの歴史にその名を刻んだ伝説のターンテーブルであり、今もなお、ノッティンガム・アナログ・スタジオを代表するベストセラーモデルとして支持され続ける不滅のターンテーブルです。ダイレクトドライブの強力なトルクを誇るモーターこそが、ハイエンドな音の源泉であると言われたスペック至上主義の中で、その真逆となる、ターンテーブルを規定スピードの回転に維持するのが精一杯、というそれまでの常識を覆す超極小トルクのモーターを引っ提げてシーンに登場するや否や、その緩急自在で情緒豊かな表現力と音楽性、さらには無音にすら色気を感じさせるような圧倒的な静寂さに多くのアナログファンが驚嘆し、生涯の愛機としてご愛用されるアナログエンスージアスト達が世界中に急増しました。
レコードプレーヤーをたしなんで音楽を聴く時に、ジャケットからアナログレコードを丁寧に取り出し、ターンテーブルにセットし、そしてゆっくりと針が落ちて盤面を捉える時の緊張感と期待感が入り混じった一連の作業を「儀式」という言葉で良く表現します。
ノッティンガム・アナログ・スタジオのターンテーブルの始動の儀式には、ここに「ターンテーブル(プラッター)を手で回し始める」というノッティンガム・アナログ・スタジオだけのユニークな、まさにアナログ的なステップが1つ加わります。
機械的な影響を可能な限り排除し、「静寂」そして「沈黙」を得るために考案された極小トルクの精密24極シンクロナスモーターは、アルミ合金からなる重量級プラッターを起動させるだけの力を最初から与えられておらず、オーナーとなる人の力を借りて、回転力というレコードプレーヤーにとっての命を吹き込まれます。
まずは指2,3本をターンテーブル(プラッター)の外周に取付けられた共振防止効果を兼ねたシリコン製ダンピングベルトに掛け、ターンテーブルを希望する回転数よりも若干速めのスピードで回転するように勢いを付けて回します。(33、45回転の選択はモータープーリーに掛けるドライブベルトの溝位置で決定します。)
ターンテーブルの回転スピードはやがて(2、3秒程度)指定回転数まで落ちた所で安定し、極小トルクモーターの僅かな力を借りながら一定スピードを維持します。
こうして、ほぼ自然の慣性に支配されたターンテーブルの静寂なる自転が「Spacedeck」の美音という命を育む母なる大地となるのです。
「ターンテーブルデザインのキーポイントは、マテリアルの調和にある」とノッティンガム・アナログ・スタジオは主張します。1つ1つの素材はそれほどエキゾチックなものでなくても、それらが融合することにより、全体の周波数レンジに一貫性とナチュラルさが生まれるのです。
それ故に沈黙の境地と理想の音響特性/音楽性に到達するために、無限の組合せが存在する素材の選択は、まさにトライ&エラーの連続であり、40年の長きに渡ってターンテーブル造り一筋に携わってきたノッティンガム・アナログ・スタジオの豊富な経験に基づく一日の長を感じさせる匠の技なのです。
例えばターンテーブル(プラッター)は、必要とされる質量の獲得と共振を防ぐために鉄とアルミを絶妙に配合し熟成させた素材が使われています。ターンテーブルのスピンドルはステンレス、そしてそのスピンドルとミクロ単位で熟練職人が削り出し、研磨されたブロンズ製の軸受、軸受の底部にはコバルト合金が使われ、重量級プラッターを支えながらも、回転時には僅かなオイルの膜を作ってスピンドルをフローティング状態にしてフリクションロスを軽減します。
1点支持式のトーンアームもまた、最適レゾナンスを考慮した形状に削り出されたアルミ、真鍮、ステンレスを使用し、そしてカーボンチューブと異なる素材を巧みに組合せ、ここに熟練クラフトマンの高度な組付け技術が加わって、システム全体がバイブレーションコントロールが行き届いた、まさにターンテーブル全体のアッセンブリーが手を取り、助け合いながら共振を防ぎ、圧倒的な深い静寂性を表現できるようにデザインされているのです。
この結果、「Spacedeck」でアナログレコードに針を落とすと、驚異的なS/N感が音楽全体を支配し、リッチで豊潤な倍音成分が描き出され、また楽器やヴォーカルのそれぞれが持つ個性的なアタック、ディテール、残響が、深い奥行き感をもって長く空中に漂います。
これほどまでに沈黙と静寂感に拘ったターンテーブルが、かつて存在したでしょうか。
ノッティンガム・アナログ・スタジオ「Spacedeck」で音楽を聴けば、その朝霧が立ち込めたような深い静けさの中だからこそ感じ取れる、柔らかで優しい朝日の温もりのような音の表情と、静から動への感動的なダイナミクスを楽しめます。
アナログ中のアナログとも言うべきノッティンガム・アナログ・スタジオ「Spacedeck」の深い沈黙をお聴き下さい。
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仕様
[ターンテーブル部]ターンテーブル:厚さ37mm/重量7kg 特殊アルミ合金製
ターンテーブルベース:60mmブナ材HDFウッド
アームベース:特殊合金
駆動方式:精密24極シンクロナスモーターによるシングルベルトドライブ
回転:33 1/3rpm、45rpmの2段階プーリー
[トーンアーム部]
SPACE ARM:10インチSPACEARM:カーボンファイバー製アーム (12インチ/OP)
軸受:特殊コバルト合金によるワンポイントベアリング方式
カートリッジ適応重量:6-13g(適正針圧により前後します)
寸法:W460 x D360 x H210mm
重量:21.5kg
カラー:ブラックフィニッシュ