一貫してオーディオアンプにおける真空管の優秀位性を主張してきた上杉佳郎氏は、この主張の正当性を
製品化を通じて市場で証明する目的で 1971 年に 有限会社 上杉研究所を設立されました。
当時のオーディオアンプ半導体化の潮流の中で同研究所で生み出された真空管アンプは確実にユーザーの
支持を獲得し、確固たる真空管アンプメーカーとしての地位を築くに至りました。
事業活動を通じて全世界から収集した真空管全盛時代に生産された膨大な数量の高品質真空管は
今日のウエスギアンプの背骨を成しております。
2010 年 12 月に逝去された上杉佳郎氏を悼み、これらの高品質真空管を製品に活かしたメモリアルモデルとして真空管式ステレオプリアンプ U･BROS-2011P ならびに真空管式モノラルパワーアンプ U･BROS-2011M を商品化いたしました。
商品説明
実績、信頼のある設計、生産手法の継承による普遍的価値の追求① 電気回路、基幹部品には信頼性の高い実績のある国産メーカー品を採用し、余裕度の高い動 作設定と相まって定評の高信頼設計となっております。
② 1.6mm 厚亜鉛メッキ鋼板による高剛性シャーシーにより他からの妨害を受けない無共振・無振 動・無干渉構造を継承しております。
③ 信号伝達回路にはプリント基板による配線をおこなわず、40 年のキャリアのある職人による芸術 的ともいえる手配線を継承しています。
現代ハイエンドオーディオに求められる最新の設計コンセプトを導入し、従来の真空管アンプの枠を 超えるワイドレンジ再生ならびに空間再現性を実現しました。
① ヒーター回路の低雑音化ならびにアース構造の見直しにより内、外部から流入する雑音による悪 影響を軽減しました。
② 超低域応答の設計解析により、超低域の出力特性を大幅に改善した結果、伸びと制動力のある 低域再生が可能となりました。
〈主な特長〉
高品質アルミ削りだしノブ、ウォルナットオイルフィニッシュ※の高級木製キャビネット等 の採用で高い感性的価値を継承しています。※ 従来のチーク仕上げのキャビネットも用意しております。詳しくは横浜事業所までお問い合わせください。
機能の充実
① バランスコントローラー、フルモードセレクターを装備し使い勝手を向上させました。
② 3 系統のフォノ入力を装備し、ダブルアーム仕様のアナログプレーヤー等複数のプレーヤーの同 時接続が可能です。
技術的特徴
① 真空管全盛時代に当時の松下電器に特注した低雑音真空管 12AX7A を使用し、真空管式フォ ノアンプの限界ともいえる入力換算雑音値-122dB を達成しております。
② 増幅ステージならびに L,R チャンネルへ独立電源供給をおこない、原音場の空間再現性を向 上しております
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仕様
■形式：フォノアンプ搭載真空管式ステレオプリアンプ■入力：
フォノ： 3 系統
ライン： 4 系統
■出力：
プリ出力： 2 系統
ソース出力： 1 系統
■入出力端子形状： RCA PIN 端子
■入力感度：
2.5mV （フォノ）MM カートリッジ
200mV （ライン）
■入力インピーダンス：
47kΩ （フォノ）
100kΩ （ライン）
■電圧利得：
38dB （フォノ@1KHz）
15dB （ライン）
■雑音性能（A-NET）：
-122dBV（フォノ）： 入力換算値
-90dbV（ライン）： 残留雑音出力値
■定格出力電圧： 1.0V
■周波数特性（ライン）： 5～50kHz（+0,-3ｄＢ）
■消費電力： 20W（AC100V 50/60Hz）
■最大外形寸法（m/m）： 435（幅）×146（高さ）×365（奥行）
■質量： 13.6ｋｇ
